乳児が便秘をしただけなのに3(肛門形成手術編)

長期間にわたる乳幼児の便秘症の記録です。
記事の性質上、食事中の閲覧にそぐわない内容となっておりますのでご注意ください。
正確な記載を心がけていますが、個人の体験記であるため医学的に不正確な情報や記憶違いの情報が含まれている可能性があります。

きちんと文章にするまで1年近くかかってしまいましたが、便秘→ヒルシュスプルング病疑い→肛門狭窄根治術の記録です。
まだ2022年現在も治療中の状態なので、この記事で終わりませんでした。。。

これまでの経緯はこちら↓

この記事の登場人物


最初の検査入院から数えて今回が3回目の付添入院。
毎日使うシリンジやカテーテル代が医療費補助の対象外で顔が真っ青。

息子
ヒルシュスプルング病の疑いが晴れて、いよいよ手術を受けることに。
シナぷしゅが心の支えの1歳児。

肛門狭窄の治療のための入院

入院準備

毎回恒例となった入院前のPCR検査と書類記入から入院準備が始まりました。

季節が完全に夏になったので、入院着を新調しました。袖口が大きめの前開きの服を選んだ結果、甚平とアロハシャツにしてみました。入院中は点滴針を刺している腕にサポーターを巻かれるため、普通の寝間着では着替えがしにくいのです。

入院準備中に歩けるようになったので、歩いて気を紛らわせられるようにサンダルも購入。

手術前のこと

入院早々、息子は絶食開始。飲み物は認められました。

看護師さんの補助で普段通り洗腸をします。洗腸する処置室に入ったとたんに号泣。前回の入院で完全に学習したようです。

手術前夜に腸内を空にするため私と医師の交代で長時間洗腸。消灯時間過ぎても終わらず、暗くなった病棟に息子の泣き声が響きました。一番つらいのは息子自身なのですが、息子のことを思うと胸を締めつけられる思いでした。

翌朝、息子は手術室へ。私は病棟から出られないので、病棟のドアの前で息子を見送りました。

術後の変化

手術はお昼前には終了しました。担当医の説明を受けていると、息子が病棟に運ばれてきました。

病棟に戻ってきてから自発的なお通じがありました。これまでの全身麻酔下の処置の後と同様、絶飲食した後って何故か出るんですよね。

うんちのおむつ交換の度にお尻をぬるま湯で洗って傷口に薬をぬりぬり。

手術後、息子のお尻の皺が増えてることに気がつきました。穴を大きくするための手術だから当たり前のことですが、いかに今まで異常だったのか理解できました。

傷が落ち着くまで洗腸が免除された代わりに浣腸が日課に加わりました。時間も労力もかかる洗腸をやらずに済むのはとても助かりました。

傷口の状態は問題ないとのことで、退院。

期間は6泊7日の入院でした。

退院後の初回の外来まで

退院後は引き続き毎日の洗腸と浣腸が必須になりました。

退院してから浣腸しても出ない日が数日続きました。そのため、医師の指示通り手術前と同じく1日2回の洗腸をすることに。

せっかく手術を終えたのに、いつまで洗腸が必要になるのか先が見えず不安でした。

てっきり、手術完了=洗腸卒業かと思って洗腸用の資材の在庫をかなり減らしてました。
そんなうまい話があるわけなかったですね。

力の入れ方がわからない?

排泄するときの力の入れ方がわからないのではと思い始めました。

離乳食初期の頃から自力でお通じがほとんどなくなったため、経験値が他の子供に比べて少ないのでは……と。

どう見ても脚をクロスさせ、我慢しているような姿勢で、行動がまるで逆。

息子を抱き上げて脚をクロスできないように姿勢をキープさせてみると、出ました。

排便姿勢から慣れさせないといけなかったのかと気付かされました。

退院後初めての外来

退院から1週間後、初めての外来診察でした。

傷やお通じの具合を診てもらいました。傷の具合が順調だったので新たに肛門ブジーの指導を受けました。

手術した部分が収縮して肛門狭窄が悪化しないようにすることが目的です。

BL漫画でよく見かけることを息子にやるのかと複雑な心境になりましたが、仕方ありません。
やるしかありません。

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